あの風に吹かれて

徒然なるままにその日暮らし。この世は不条理な事ばかり。なすがまま流れに身を任せ。「風に吹かれて」感じるより考える事が当たり前の人の世を、ありのまま書き綴ります。

王犬の河豚り

「おい、例のものは間に合うのか?」


召使いA

「はい、予定には間に合うようにしています。」


「これでは弱いのだよ。赤でも白でもいいからとにかく形にしてだせ。」


召使いB

「コーヒーをお持ちしました」


「そこに置いておけ。」


召使いB

「はい。これはどうしましょうか?」


「なんだそれは」


召使いC

「河豚にございます。」


「ふぐか。今はいらん。」


召使いA

「私が預ろう。」


召使いB

「ははぁ!」


王女A

「王様にご相談が」


「なんだ。」


王女A

「王様。犬が欲しいです」


「どんな犬だ?」


王女A

「まあるくて可愛いのがいいです。」


「そうか、おい、お前」


召使いC

「はっ」


「犬を探してこい、ふっくらした可愛いやつだ」


召使いC

「はっ」


しばらくして…


召使いC

「お待たせいたしました。」


「ふむ。どれだ?」


召使い

「こちらにございます。」


「なんだこれは?犬ではないでないか。」


召使い

「探しに行ったのですが、条件に合いそうな犬はいるにはいたのですが、飼い主が譲らず途方にくれてその犬の足元にあった花を持って来ました。」


王女

「まぁ素敵な花ね。ご苦労様でした。私これでいいわ。」


「ふむ。それはよかった。褒美を取らせよう。何が良い?」


召使いC

「ではあのフグで」


そんな会話があったかどうかは知りませんが…


可愛らしいオオイヌノフグリが咲いていました。