あの風に吹かれて 〜blowing the wind〜

「風に吹かれて」徒然なるままその日暮らし。気づいた事感じた事を勝手に書き綴っていきます。

uta

京王線の地下のホームで扉が開く。


いつものバイト帰り。


たわいも無い会話。


その瑞々しい感性は、若さの印。


その中にある悲しみや苦しみを、僕もそして君も知らぬまま。


電車が走り出す。夢は見えず、時は過ぎる。


大人になる事は何か夢を諦める事。


そう想って生きてきた。


そうじゃない。


夢を捨てる事は自分という命を生きる意味を失う事。


「俺がバンドを組んだら、いつか譜を描いてくれ」


君はそう言って、ホームに降りた僕に手を振っていた。


春の風を唄にして。


桜舞う風に想いを乗せて…


季節はまた巡って行く。


◯億円の名画✨


ウガンダの首都カンパラで購入した地元の画家の油絵。


粘土質で肥沃な赤茶色の土


白のハイエースに水色の帯を巻いた16人乗りのタクシー


二人乗りバイクトランスポーテーションの「ブラブラ」


値段は張ったけど、これを見るといつでも母なる大地の記憶が蘇るのでプライスレス。


姉妹画で、ガソリンスタンドが描かれていた絵は更に値が張るが、いつか揃えて飾れるような書斎を持つ日を夢見て…

大陸移動説

遥か彼方、いや遠い未来から?


君はやってくる


君から放たれた光が今ここへ届く


そしていつ、僕から放たれた光は


君の元へ届くのだろう


ずっと眠ったまま


やがて君の心がそっと目覚める時


それが僕が凍る時。


そうして次に目覚めたら


世界はきっとあの時のままで…


あの光ははきっと


僕らの世界を超えて届くから…