あの風に吹かれて 〜blowing the wind〜

「風に吹かれて」徒然なるままその日暮らし。気づいた事感じた事を勝手に書き綴っていきます。

ストックホルム滞在理由

こんにちは。


あの風に吹かれて です。


突然ですが、皆様は「認知症」はご存知でしょうか?


このブログを読んでくださっていた方はご存知かもしれませんが、私は5月に北欧、スウエーデンのストックホルムに一週間行ってまいりました。


日本からトランジットを含めて約11時間のフライトでした。


今回は初ビジネスクラスでのフライトでしたが、その間ワインを飲みながらずっと映画を観てました。


それは置いておいたとして今回の目的は、「認知症」の国際会議に出席する事でした。


ご存知の方も多いと思いますが、北欧4ヶ国は世界でも「福祉大国」として名を馳せています。

その反面税負担が大きく、人種差別などの歪みや自殺率の高さも問題になっています。


なぜスウエーデンで認知症の国際会議が開催されるかと言うと、王室が関わっています。

グスタフ国王の妃である、シルヴィア王妃のお母様が認知症になり、ご自身が介護をされた経験をされたそうです。

その中で、介護の問題点や改善方法を国全体の問題として考えられたのが発端だそうです。


というわけで、シルヴィア王妃主催の国際会議で、世界から200名程がロイヤルパレスに招待されました。


会議の内容についてもまた折を見て書いていきたいと思いますが、今回の会議で理解した事は日本の認知症ケアはやや「脱線」した方向に向かっているという事でした。


各国共通の課題は財政負担や介護職の社会的地位の向上などですが、その一方で認知症の原因となる脳の部位や社会的行動が理解され、応用され定着しつつある事でした。


日本の場合、超高齢化社会に伴う財政的問題も相まって民間の活動に放任するような状態で、それぞれが無秩序なケア方法を行なっているのが現状だと感じています。


腐っても鯛。北欧が北欧である理由は教育と哲学にあると思います。


そこが抜けた社会はどんなに完璧な計算をして製作しても、心がないロボットと同じです。


2025年問題を意識しているのは日本だけでなく世界中です。


第二次世界対戦で戦ったのは何も日本だけではないのですから。


なのに何故日本だけが、この問題によって窮地に立たされるのか。そこが抜けていれば恐らく想像を超えた惨劇に日本は追い込まれると思います。


国や誰かが何とかしてくれると思っている方、そこに降りかかる問題と思って捉えてもらっていいかもしれません。


と、かなり脅しになってしまいましたが、解決方法がないわけではなく、それを話し合うために行ってきました。


デンマークの地域モデル、ユマニチュードやタクティールケアなど科学的検証をされた方法も確立されています。


あとは教育をどうして行くのかです。


2025年まであと7年。


私は待った無しだと思うのですが、実際の現場は…

all is well That ends well

君と出会ったあの時も、


涙を流したあの夜も。


長い人生にたくさんの記憶。



夢への道は果てしなくて、


いつそこにたどり着くかも分からない。


波乱万丈人生劇場。


シェイクスピアも夜の街。



君が歩いた道ならば、


その先にあるのはきっとハッピーエンド。



壊れたコンパスが指した針。


帆を押す風を捉えたら、


信じて進め。


one swallow does not make a summer

誰にだって


どこにだって。


居場所があり、役割がある。


季節は巡り巡る。


どんなに頑張ったって、


一羽は一羽。


一人はひとり。


時は巡り、明日が来る。


だから今夜は、風に吹かれて。


月夜に照らされ、夢に抱かれて。