あの風に吹かれて 〜blowing the wind〜

「風に吹かれて」徒然なるままその日暮らし。気づいた事感じた事を勝手に書き綴っていきます。

spring season

「クマのぬいぐるみがかわいいですね。」


僕は勇気を出して、声を掛ける。


「そうなんですよ。」


君が笑顔で返事をくれたから、僕の心は満たされた。


「君の名は?」


愛くるしい君の笑顔が見たくて、


僕は必死で、ほんと必死に言葉を探す。


そんな僕を見透かしたかの様に、笑顔で答えてくれる。君は本当の天使かい?



描いた夢を形にする、明日が待ち遠しくて、


君が輝く、未来が愛しくて胸が熱くなる。



あの花が咲く日を待ちながら。


路地裏のcat

路地裏の猫が、大きな目を目一杯釣り上げて

僕を見る。


「あなたは何も感じないの?」


僕は君を知らないし、餌もマタタビも持たないから、問い返す。


「君は何をして欲しているの?」


君はゆっくり目を閉じ、つまらなそうに顔を背け、すっと塀の上へと飛びあがりその向こうへと消えて行った。


取り残された僕の瞳は、君の余韻を未だに感じている。


恋というギャンブル

あなたと出会ったのは寒い冬の夜。


路地裏で泣いていた私を


「もう大丈夫だよ」


と言って抱きしめた。


あのときのあなたの温もりは、いまでもずっと覚えている。



「嘘だよ」


あなたはまるでカジノのディーラー


わたしの心を弄ぶ。


あれもこれも、全てあなたが色をつけたくせに


まるで何も無かったかのように全て消え去った


だけど、今もあなたの温もりは


あの日のあなたをずっと