あの風に吹かれて 〜blowing the wind〜

「風に吹かれて」徒然なるままその日暮らし。気づいた事感じた事を勝手に書き綴っていきます。

人生に影響を与えた一冊① 「投影された宇宙」ホログラフィック・ユニヴァースへの招待

今から7年くらい前の事。


当時、リハビリテーション職で、患者さんの脳や精神について科学的論文や、参考書を読み漁っていた。


その中の一つに、畿央大学教授の森岡周、「リハビリテーション職の為の脳科学入門」という名著がある。脳科学について深いエビデンスや、理論、研究について知りたい人には面白いと思うが、あまりに専門的なので一般の人には相当マニアックな話になる。


そんな本を読み漁っていた頃、僕はネットサーフィングで一つの記事にぶち当たった。




宇宙の構造と人間の脳の構造は似ている。
という事だ。


そんな記事に出会った矢先、実家の父の本棚から見つけ出した本がこちら。


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理論物理学者のデイビットボーム博士と神経心理学者カールプリブラム博士の説を、臨死体験をした著者マイケルタルボット氏が纏めた本である。


スピリチュアルの世界でよく言われている、


引き寄せの法則
パラレルワールド(並行世界)
目に見えない存在・意思
神の存在


などの超常現象を、宇宙観、物理学、神経心理学などの目線から説いていた一冊。


後半はかなり、飛躍した方向に向かっていく話ではあるが、
僕の周りには何故か臨死体験をした人が多いため、


皆口々に、
「お花畑の先にある、三途の川を本当に見た。」
「じいちゃんにまだ来るなと言われた」
「光に包まれて気持ちよかった」


などと話しているが、脳がホログラフィックユニヴァースとして宇宙と繋がっているのだとしたら、この世界における人間や物質に対する認識、捉え方、研究は大きく変化するのかもしれない。


一つ言える事は、「瞑想」は心と脳を繋げる役割があり、呼吸に意識を向けることは、外気と内側の「気」の交換を行う行為でもある。


内側にせよ外側にせよ、人間自体も宇宙の中の一部である事に変わりはなく、父母の身体で産生され受精して、この世に生まれ、最後は死んで無に還る存在。


そもそも宇宙の果てがどこにあるのか、実際に体験し実証できる人間はこの世には存在しているのかは分からない。


ただ、人間は地球という星に存在して、脳が異常に発達したことで宇宙を認知して、化学しようとしている。


人の心、脳と宇宙。


科学が、もしかしたら僕らの存在の起源と真の役割、意味を見つけてくれるのかもしれない。


そう感じ、僕の心をザワザワさせてくれた出会いの一冊でした。