ドイツ・イギリスと仏教経済学
SDGsという言葉を、あちらこちらで聴くようになった。
持続可能な開発目標SDGsエス・ディー・ジーズとは
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省
僕は2017年にサステナビリティについて、ストックホルムの飲み屋でビールを飲みながら話を聞いたのが最初だった。
あれから4年。コロナウィルスの大流行に生活の大激変や、イーロンマスクら新時代の宇宙時代の産業改革、クラブハウスの流行などSNS新時代と、世界は僅かな期間に常識がひっくり返るほど変化して来ている。
先日ある知識人の事務所でお会いした時に出た言葉。
「今の時代だからこそ、仏教経済学が注目され始めている。」
エコノミー(economy)=経済学
ブディズム (Buddhism)=仏教
仏教経済学(ぶっきょうけいざいがく、英:Buddhist Economics)は、ドイツ生まれのイギリス経済学者、エルンスト・フリードリッヒ・シューマッハーによって、1966年に提唱された経済学で、応用仏教学の1つである。寺院経済学ではない。
仏教経済学は簡素(少欲知足、無執着)と非暴力を基本とし、最小資源で最大幸福を得ることを目的とし、経済として自利だけではなく利他も目的とする。これに対し、資本主義的経済学では、物資の消費量を幸福の指標とし、自利の追求のみを目的としているため、正反対である。
Buddhist Economics 仏教徒の経済活動 とでも直訳したら良いのだろうか?
仏教経済学は上記の通りである。
何か気づかないだろうか?
持続可能な開発目標を唱えている、SDGsの理念と重複する部分が多いのではないだろうか?
20世紀から21世紀にかけて、資本主義経済学が優先され、全ては消費と資本が優先されて来ていて、未だなその傾向は加速している様に見える。
私たちは地球上に生かされている生物、人間である。
大事な事は、仏教であることでもSDGsを暗記することでもない。
自分自身の、日々の生活の中で何が出来るのかを一人一人の持ち場で考えて行動することだと思う。
特に、仏教が根付いた日本に生まれ、生活している人ならば、この時代に対して何か果たすべき役割使命があるのではないだろうか?
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