あの風に吹かれて

徒然なるままにその日暮らし。「風に吹かれて」感じるより考える事が当たり前の人の世を、ありのまま書き綴ります。

妖精の里「アルダ」

剣に生き、剣に斃れ…


無から生まれ、鉄塊を我が身として生きる。


そう生きる事が生きる意味だったはずなのに。


いつの日か、彼は守るべきもの、いや守りたいものを見つけてしまった。


剣は折れずとも、身は朽ちる。


その魂を自我に食い入る事で得た力も


もうその身を支える力も失いかけていた。


「花吹雪く。小人達が住む里。そこにいけばあるいは。」


その里の名は「アルダ」


髭と眉毛で表情の見えぬ仙人は、そう言った。