あの風に吹かれて 〜blowing the wind〜

「風に吹かれて」徒然なるままその日暮らし。気づいた事感じた事を勝手に書き綴っていきます。

人の数だけ過去があり、人の数だけ夢がある。

「人は泣きながら生まれ、笑いながら逝きたいと願う」


私が泣きながら生まれた時、あなたは私を抱きながら笑顔で私をあやしてくれた。


優しく暖かい心で私を包んでくれた。


人として成長する過程。


泣き笑い、失敗。たくさんの想い出を作りながら時は流れ、やがてわたしもあなたと同じ様に家族を築いていった。


そしてあなたは徐々に衰え、私がわからない世界へと進んで行く。


人にアポトーシスを用意したのはどんなカラクリなのか。

どう悩んでも呪っても、現実という解答だけが突きつけられる。


やがて、終わりの日はやってきた。


口も聞けないはずのあなたが去り際に


「あなたが生まれてくれて本当に嬉しかったの。ありがとう。」


最後にそう言って、瞼を閉じた。


あなたの姿に涙が止まらなかった。



「人は笑顔であなたを迎え、泣いてあなたとの別れを惜しむ」


それが人の理りならば…

愛はムショウ

「あなた」がいることが


どれだけワタシの支えになっていて。


ワタシという存在がいることの意味など


「あなた」がただ私を必要としてくれるから。


「知っている?英語で「あなた」は「you」だけど、「あなたたち」には代名詞にないこと。」


「あなた」の存在しない事は、ワタシが存在しない事と同意義だから。


きっとカタチナイモノ。

信じる事より、自分が「何を」あなたの為に与えられるのかにかかっているんだと思う。


春から夏へ、秋から冬へと季節は変わる。


時は前に進む世界で、人の記憶だけが過去へ戻る。


「生きる時間」が有限のものであるとすれば。


それが「人の定め」ならば。


人はその限られた時の中で、


何をして「あなた」の心に問いかけたかによって価値が決まる。


ワタシが生きた「跡」は、「あなた」が決める。


何時ぞやのアイノリ

君から見た僕は、たぶん。


ただの都合のいい、オトコ。


ほんと、「ちょうどいい」


暇つぶしの「スマゲー」みたいなもんなんだろう。


いつも僕が君を見つめようとすると、


君は少し目を泳がせる。


僕にはその意味が分かる。


なのにどうして、手錠もないのに


君から離れられないのか?


ペットを見る時、車に乗るとき。


君の仕草にドキッとする。


僕のオトコの本能を、君は知っているんじゃないのかい?


それとも本当に「夏の魔法」なのか?


それともただ、既に落とされてるだけなのか。


「こんなに苦しいのなら、早く過ぎ去って欲しい!」


…なんて気持ちは更々なくて…


ただ君の無邪気な姿を見ていたくて。