あの風に吹かれて 〜blowing the wind〜

「風に吹かれて」徒然なるままその日暮らし。気づいた事感じた事を勝手に書き綴っていきます。

白馬の王子さま

「私の足、綺麗でしょ?」


そういってまた走り出す。


僕はただ落とされぬよう、


必死でしがみつく。


駆け出すステップの美しさと


横目でこっちを見つめる悪戯な瞳


「いつまでしがみついてるの?」


君は少し口をすぼめ不貞腐れる。



わがままばかり、じゃじゃ馬の君に


僕はしっかりと手綱をかけて走り出す。


白い君の首筋をそっと撫でる。


君はゆっくり目を閉じる。


君は白い息を弾ませる。


目の前には、二人で目指す明日が見える


そんな気がした。