あの風に吹かれて

徒然なるままにその日暮らし。この世は不条理な事ばかり。なすがまま流れに身を任せ。「風に吹かれて」感じるより考える事が当たり前の人の世を、ありのまま書き綴ります。

birthday song

仄暗い海底に、微かな光が差し込む。


海面から薄緑の一筋の線が私に届く。



「生んでくれた事に感謝する。」


君がそう私に言ったのは、28歳の誕生日。


人は出会いを、生死を重ねて未来を創る。


朝日が昇り、日が暮れて。


春夏秋冬を繰り返しながら時を重ねる。


喜怒哀楽を重ね…



人は変われる…変わる。


自我が生まれる事とは、他者を知る事。




君がいてくれた事。


「生まれてきてくれた事にただ、ありがとう。」



小さな泡が、浮かび上がっていく。


小さな形の変化をしながら、


ゆっくりと、しっかりと。