あの風に吹かれて

徒然なるままにその日暮らし。この世は不条理な事ばかり。なすがまま流れに身を任せ。「風に吹かれて」感じるより考える事が当たり前の人の世を、ありのまま書き綴ります。

うろこ雲

「風が冷たくなってきたね」


そう言って震える君。


あの時肩をぎゅっと抱きしめたなら、


今もそばにいられたの?


僕はきっと、そう。


大切なことに何も気づかずに。


君の心の「うろこ雲」を、


ただ儚いと感じていた。


そして熱い季節は過ぎ去り、心は枯れて…


「涙」は二度戻らぬ水。




うろこ雲はまた、あの季節を。


秋風といっしょに、心の隙間を吹き抜ける。